今年に入って、新譜コーナーで紹介されているのをみて、購入した作品です。ジョルジュ・ロベルトの作品であるので、無条件で購入しました。また参加メンバーをみれば、Phil Woods(as,cl),Kenny Barron(p), Ray Drummond(b),Bill Goodwin(d)という豪華メンバー。2000年録音の「Soul Eyes」の再演といったところ。
期待に胸を弾ませて中身をみれば、1997年の録音。Monsレーベルからは、1999年に発売されたもの。恐らくは廃盤状態だったのを、昨今のロベルト人気にあやかって、再発したものなのでしょう。
このコーナーでは、8枚目のロベルト作品になります。
普通に良い作品といったとこでしょう。別に、人に推薦したくなるような内容ではありません。このメンバーで二日間スタジオに入れば、この程度の作品は簡単に出来上がるもの。やはり、ぐっとくるものが欲しかった。安定感が抜群の作品というのが、せいぜいの褒め言葉でしょう。
この作品は、ロベルトのお母さんに捧げたものとのこと。お母さんはシカゴで育ったそうですが、ジャズが好きだったとか。そんなお母さんのことをロベルトが書いた『mom's song』での寛ぎ感が、この作品の中では最も気に入りました。