作品によって違う顔を僕に見せてきたアントニオ・ファラオの作品です。「Far Out」を取上げた際には、是非ピアノ・トリオ作品をもう一度聴いてみたい、と書きました。その後すぐに発売されたのが、今日取上げる作品で、しかもピアノ・トリオ作品です。何度かの一時帰国の際に買おうとしたのですが、なかなか入手出来ず。今年3月末にようやく購入いたしました。Martin Giakonovski(b),Dejan Terzic(d)が参加しております。
結局、ピアノ・トリオのアントニオ・ファラオとは、僕は相性が悪いようだ。何か言いたのだけれども言えないような、もどかしいピアノなのです。しかし世間では、結構良い評価が与えられていた作品。僕には合わないタイプなのでしょう。
しかしながら、ピアノ・トリオでなかれば、アントニオ・ファラオの演奏を気に入ってしまう。ボブ・バーグ(ts)が入ったクァルテット作品「Far Out」や、ギタリストの作品への参加盤での演奏は、気に入ったものでした。
何だか不思議な思いで、このピアノ・トリオ作品を聴き終えました。