この1968年の2月にオーネット・コールマンは、ダブル・ベースでのクァルテットでミラノで演奏したり、ロンドンでオノ・ヨーコと共演したりと、活躍しておりました。そしてNYに戻り、スタジオ録音されたのが、この作品であります。
Dewey Redman(ts),Jimmy Garrison(b),Elvin Jones(d)との録音です。
オーネットが、迷いながら演奏している感じがします。そして、7年ぶりにオーネットと共演したギャリソン、そして初共演となるエルヴィンにも、どうやってオーネットと演奏を組んでいくべきかの迷いが感じられます。
実は同日録音で、「love call」という作品があります。それを取上げた際の感想は、絶賛でありました。聴く時の気分によって、感じ方が大きく違うのでしょうか。または、片方の作品に良いものを集中させたのでしょうか。機会あったら、2作続けて聴いてみたいものです。