2006年4月12日掲載
Art Pepper                meets The Rhythm Section
Contemporary原盤  1957年1月録音

 アート・ペッパーの名盤であります。バック陣に関しても、説明は要らないでしょう。

20060412

 ジャズを聴き始めた時には、黒人の迫力のある演奏に惹かれていました。コルトレーンにマレイと言った具合でした。そんな時期にこの作品を買ったのですが、弱々しいペッパーの演奏には感心しながらも、繰り返し聴く気にはなりませんでした。

 それからかなりの年数が経っており、相変わらずコルトレーンにマレイは大好きですが、このペッパーの良さも、心から分かるようになってきました。『you'd be so nice to come home to』の名演に、心を奪われるようになりました。『tin tin deo』という曲は、強気に攻める曲だと思ってますが、柔らかく演奏するペッパーの姿もなかなかのものです。またこの曲は、ペッパーが重要レパートリーとしている曲とのこと。1979年にも録音を残しているらしいので、機会があったら買ってみたいです。