5月にHMV横浜店の新譜コーナーで見たときは、ジャケの印象からペケ扱い。しかし、名前をみればピエロ・バッシーニ。かつてここで2枚取上げ、誉めたお方である。ここで購入しなければ、一生悔いが残る盤かもしれない。しかし過去2枚良かったので、こいつはペケの可能性もあるぞ。
過去の2枚を思い出そう。
パーカッシブな魅力に溢れていた盤、内面をえぐる作品、今回のはどんな作品だ。
買うしかないな、って結論に達した次第です。
麗しい女性とダンスをするなんていうのは、酒が入っていても、かなりドキドキするもの。
恐らくバッシーニは、恥ずかしくて手を握るのがやっとの人ではないかな。いい年のオッサンのそんな恥じらいが感じられる前半。
唯一のスタンダードである「ステラ・バイ・スターライト」を挟んだ後半は、気心知れ有った仲間内の女性との楽しげなダンスの雰囲気が伝わってくる。
前半を象徴するのがタイトル曲であり、後半では「ボヨージ」が良い出来。
とりたてて誉める盤ではないが、スルメ盤になる要素はありと睨んでいます。