ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、600円で購入した作品です。
このミルト・ジャクソンの作品には、二つのセッションで構成されています。ジョー・ニューマン(tp)や変名で参加しているキャノンボール・アダレイなど五管での三曲が、レコードで言うところのA面に収録されています。一方。ラッキー・トンプソン(ts)とニューマンの二管での四曲がB面に入っています。
どちらもピアノはホレス・シルヴァー、豪華なメンバーでの作品です。
MJQと違ってブルージーに暴れるジャクソンのリーダー作、そのイメージは本作品には見当たりません。管楽器のアンサンブルに意識を注ぎ、かつ落ち着いて和かに楽しむ作品を、ジャクソンは目指したのでしょう。そうであるならば、正解の内容と言えるでしょう。
もっとジャクソンが目立った方がとも思いながら、ジャクソンが全面に出ての「ハートスリングス」でのジャクソンの泣かせぶりが印象に残って、聴き終えました。