ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、340円で購入した作品です。
この「今日の1枚」でジュニア・マンスの作品を取り上げるのは、これで9枚目となります。その中には本作と同様に、日本のM&Iレーベルが手がけた作品があります。そのジャケには猫の写真が使われていますが、本作では高慢ちきな女が人に指図をしているようなイラストがジャケに使われています。これを横にしますと、寿命わずかなバッタの姿にも見えます。このイラストが意図するものは、やはり作者のYutaka Kawase氏に聞かなければ分からないものでしょう。
Chip Jackson(b)とJackie Williams(d)とのトリオに、エリック・アレキサンダーが加わっての演奏です。
軽快にブルージーなマンスさん、そしてスローでしっとりとマンスさん、その組み合わせが絶妙な1枚です。後者の演奏はアレキサンダーと組んだ5曲で披露されれおり、72歳マンスさんと32歳アレキサンダーの絡みには色んな思いが交差します。
さてジャケのイラストですが、演奏内容に相応しくないなとの思いで、本作を聴き終えました。