ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、300円で購入した作品です。
MJQが好きという方ならば、30枚ほどは持っているのでしょう。普通のジャズ好きならば、それでも10枚はもっているのかと思います。私はMJQ嫌いというわけではありませんは、この作品で4枚目の購入作品となります。ジャズ喫茶で聴いたを含めても10枚にはならず、音楽を楽しめるうちに10枚まで行きたいところです。
MJQほどになれば「傑作」と呼ばれる作品は多く、この作品もそんな1枚です。アトランティック移籍第1弾、「MJQの名前を決定的にした」この作品を今日は楽しみます。
ルイス作のタイトル曲は10分の演奏であり、聴いていると様々な映画の場面を思い浮かべます。それらはヨーロッパの貴族社会、或いは上流階級の人々の喜怒哀楽のシーンです。これはスタンダードの「Over The Rainbow」でも、そして全編通しても同じ感想です。
このようなシーンを隙間なく聴かせる本作は、本当に完成度の高いもので、「MJQの名前を決定的にした」との表現も頷けるものです。
しかしながら庶民の表情が印象に残る映画が好きな私にとっては、たまに聴くには良いね、となる作品です。