「今日の1枚」でオリバー・レイクと言えば、リーダー作は1枚しか取り上げておりませんが、WSQでの活動で触れてきたアルト・サックス奏者です。
1970年代ジャズの輝かしい側面であるロフト・ジャズ・シーンで名を馳せたオリバーの、Michael Gregory Jackson(g),Fred Hopkins(b),そしてPaul Maddox(d)と録音した作品を今日は聴いてみます。
オリバー・レイクのフルートが物語を語っているかのような演奏、そしてホプキンスのベースがしっかりと相手役を務めているタイトル曲が、印象深く心に残る作品です。フリー・ジャズとはいうのは、聴いていて絵が浮かんでくるかが重要なポイントと考えている私には、貴重な作品でございます。ホプキンスのギターがオーバーダブされていますが、そこも全く気にならず、素敵な効果となっています。