本盤は、南ア出身コーラス・グループのアマブト・メイル・コーラスとAECの、共演第2作目であります。ただし2回目のレコーディングではなく、前作と同じ時に録音されたものです。そしてこの2作の間に、DIWはAEC関連2作品を発売しております。
良い方向に考えれば、最初から考えたスケジュール通りの発売であること。
違う見方をすれば、あまりにレコーディングに費用がかかったので、DIWとしては現金化をしたく、この2作目を発売したとの考えになります。
前作がアマブト・メイル・コーラスの美しさをAECが活かしていき、南アの虐げられている人たちの精神の美しさを表しているのであれば、この2作目はAECの発信力の強さにアマブト・メイル・コーラスの優美さを加えて、願い叶う最後の動きに力を添えているようであります。ただ、既に願うかなった今でもこの作品の存在感があるのは、その音楽性は真摯なものであり、虐げられた人々がいる限り、世の中から必要とされるものでしょう。