2008年12月30日掲載
Trio Beyond             Saudades
ECM原盤                   2004年11月録音

 ジャック・ディジョネット(d),ジョン・スコーフィールド(g),ラリー・ゴールディングス(org)からなるトリオが、ロンドンにあるエリザベス女王ホールで行ったライブ作品です。何でも、トニー・ウィリアムスが率いていたライフタイムへのオマージュだとのこと。曲もライフタイムものを中心に取り上げているそうです。

 トニーの「ライフタイム」という作品は知っていますが、ライフタイムというグループは、その名前しかしりません。ジョン・マクラフリンとラリー・ヤングとのトリオでしたよね。今日取り上げるディジョネット率いるトリオ・ビヨンドの演奏をこれから聴くわけですが、ライフタイムを知らないので、ディジョネットが何かの気持ちの変化でギターとオルガンを率いて演奏したと言う感じで、聴いてみます。CD2枚組みです。

20081230

 3人で様々な場面を描き出す力量に関心しました。静かな朝が少しづつ動き出すような『Pee Wee』、それに続いて演奏される『Spectrum』での動と静の対比が、お見事でした。それにしても2枚組は、長過ぎ。僕にとっては1枚で十分でありました。