2007年11月4日掲載
Elvin Jones      Heavy Sounds
Impulse原盤     1968年録音

 コルトレーンをもとを離れてから2年後に録音された、リチャード・デイヴィスとの双頭リーダー作品です。フランク・フォスター(ts),ビリー・グリーン(p)との録音です。

 さて情報をwebから得られなかったので正確な話ではありませんが、恐らくエルヴィンにとって最後のインパルスへの吹き込みなのでは。この年の4月にはブルー・ノートに『Puttin' Together』を吹き込んでおります。その後も長い間ブルー・ノートから作品を発表することになります。

20071104

 ベースとピアノで始まる『Raunchy Rita』では、フォスターのチンピラ風テナーが印象的。徐々にエルヴィンが加わっていき、気が付けばご機嫌なブルースの盛り上がり。ベースとドラムの骨太さが気持ちいいもの。続く『Shiny Stockings』はピアノ抜き。ベースとブラシの洪水に、気持ちよく浸れるもの。フォスターの軽快な演奏もなかなか。

 このフォスター作の2曲が冒頭に配置されている本作品は、A面主義のジャズ喫茶で、かなり人気のあったものでしょう。他にも、ベースの真摯な演奏の『Summertime』や、エルヴィンのギターが聴ける『Guitar Blues』など、聴き所満載です。この作品を取り出す機会は多くないものの、取り出せば数回聴いてしまう名盤です。