2006年6月22日掲載
Arthur Taylor       Taylor's Tenors
New Jazz原盤      1959年6月録音

 録音当時、ベイシー楽団に在籍中であったフランク・フォスターと、モンクのバンドに加入した直後であったチャーリー・ラウズという、2本のテナー・サックスが加わった作品です。主役は、数多くの作品に加わっている名ドラマーのアート・テイラー。ウォルター・デイビス(p),サム・ジョーンズ(b)が加わっての作品です。

20060622

 この時代を象徴しているような、いきいきとした元気な演奏が実に素敵なもの。モンク作の2曲も良いが、やはりテイラー作の『ダコール』での爆発振りが白眉でしょう。この曲では、テイラーのドラムにも大きく焦点が当たってます。愛すべきハード・バップ作品と言えるでしょう。