ジャケに写っているのは、かなりのベテランのテナー・サックス奏者であります。名前はダニー・モスさんですが、殆ど無名と言った方が良いお方のようです。人名辞典等には掲載されておりません。ネットから得た知識ですと、クラーク-ボーランのビッグ・バンドに参加していたとのこと。またNagel Heyerから、何枚かのリーダー作品を発表しているとのこと。
Brian Lemon(p),Len Skeat(b),Butch Miles(d)とのクァルテット編成で、スタンダードを中心に吹き込んでいる作品です。
今のバッソを元気溌剌にしたような演奏。しかし、かなり意気込みすぎている感ありです。もう少し抑える展開を混ぜればと思いながらも、実直なテナーの演奏を楽しみました。バックとの息の良さも感心できるもので、無名ミュージュシャンの佳作と言える内容です。