1993年にテラークへデビュー作を吹き込んだジニー・ブライソンの、これは第3作目にあたるものです。現在でもコンスタントに彼女は活動している歌手ですが、僕が持っているのはこれ1枚だけです。ディジー・ガレスピーの娘さんが歌う、ペギー・リーへ捧げた作品です。
ペギーゆかりの曲を、優しく丁寧に歌っている作品です。ジニーさんの優しい包み込まれるような歌声は魅力的なのですが、若さが感じられないのが残念。もう少し弾ける感じがあればと思いました。それと、彼女の個性とは何かとが、まだまだ出ていない。ペギー・リーを上手く再現する歌手という表現が、成り立つ内容です。この作品から、さらに10年も活躍している彼女ですので、今ではしっかりと個性を見につけているかも知れませんね。