2005年12月19日掲載
James Carter     Out Of Nowhere
Half Note原盤    2004年5月録音

 このコーナーではマレイ絡みでお馴染みの、サックス奏者ジェイムス・カーターの新譜です。実はこの作品の前の作品も手元にあるのですが、マレイが参加しており、マレイ特集で取上げたく、寝かせてある状態です。そんな状態を考えると、早くマレイ特集をアップ・デイトまで掲載しなければと、考えてしまいます。

 さて本盤は、NYのブルー・ノートでのライブ録音です。カーターのレギュラー・トリオでの演奏だとのことです。ジェラルド・ギブスのオルガン、そしてレナード・キングのドラムとの演奏です。そしてスペシャル・ゲストあり。ハミエット・ブルーイットとジェイムス・ブラッド・ウルマーの二人であり、この両名もこのコーナーではマレイ絡みで何度も取上げている方々です。

20051219

 1曲目はタイトル曲。トリオでの気だるいブルース感覚満載の演奏。ジャズの香りがプンプン漂う演奏。続くベニー・ゴルソン作の『along come betty』では、熱気爆発のカーター・トリオ。この朝が飛び散るような熱気もジャズの大きな魅力であるし、今のジャズに欠けていることでもあります。

 これ以降の4曲はゲストを迎えての演奏です。トリオ演奏に比べて、熱気がやや弱まって、刺激が大きく加わった演奏です。最後に『I believe I can fly』が楽しく演奏されて、この白熱のライブは終了しております。

 これぞジャズという言葉を、迷いなく使える作品であり、実に好みの作品でありました。