以前に「New York Trio Page 3」を取上げましたが、今日取上げるのはその最初のページに当たるものです。「New York Trio Page 3」を聴いた時の感想は、抑え気味の演奏で物足りなかったもの。今回の内容はどうでしょうか。Rodney Whitaker(b)とWillie Jones Ⅲ(d)をバックにしての演奏です。
世間での評判が高い「New York Trio Page 3」でしたが、その「抑え気味」のところが良いということらしいのです。ここは好みの問題ですが、やはり爆発出来るのに爆発しないのは、イライラ感が残るもの。そうすれば、より一層彼の繊細さも活きると思うのです。
さて、この第1集もの。適度に張り切っていますが、何かさらっと行き過ぎている感が強いです。実力の高さはわかるだけに、高いレベルの作品を僕は彼に求めてしまっているようです。