1974年にスウェーデンに生まれたフレドリックは、テナー・サックス奏者であります。彼にとって5枚目のリーダー作になる本盤は、ペットとヴィブラホン入りのクィンテット編成での作品です。
このコーナーで彼の作品を取り上げるのは初めてですが、サイド参加の作品は取り上げたことがあります。Lindha Svantesson さんの作品であります。今読み返してみたら、僕の好みでは全くなかったと書いています。まぁ、女性ヴォーカル作品であり、Fredrik Nordstrom のサックスには触れていないのですがね。
アトランティック時代のオーネット・コールマンを、緩くしたような演奏。フリーぽっさを狙いながらも、鋭さが無い演奏で、聴く人が退屈感を抱くのは致し方ない事であろう。