アニー・ロスをここで取り上げるのは久しぶりのことでして、以前はパシフィック・ジャズに1957年に吹き込んだ作品でした。
さて、今日取り上げる作品は、ポニー・ポインデクスターとの共演作品だ。この人はアルト・サックス奏者であるが、歌手でもある。よせばいいのに、この作品では、ほぼ全てロスとデュエットしているのだ。バックはパウアーのピアノを中心としたコンボであり好感が持てるが、男のとのデュエットとは避けて欲しかったな。
渋谷ジャロ店主の「これ、買っておいたほうが良いよ」との一言で、購入した作品です。
フランクフルトでのライブですが、内ジャケにはステージしか写っておりませんが、想像するに1500人ほどの会場での演奏。そこで、熱気ツー・マッチにならず、大人がゆったりと楽しむエンターテイメントが繰り広げられております。そんなステージが、これから本格的に花開いていく欧州の地において繰り広げられていたことを、楽しむ1枚です。
焦点が見出せない作品と、別の角度からは言えますね。