早くもこのコーナーでヤン・ラングレンを取上げるのは、5枚目になります。
前回取上げた盤に引き続き、マシュマロが製作した作品で、共演者も同じ顔ぶれです。
前作の日本発売から半年後のレコーディングのようなので、前作は結構売れたのでしょうね。
秀樹カンゲキのハウス・バーモンド・カレーで有名な、アメリカのバーモント州。ここは別にカレーが名物な土地ではないそうな。ここの州立大学の先生がその昔に、リンゴと蜂蜜が健康に良いとの学説を立てたとか。そのころカレー・ルーの差別化を考えていたハウスでは、リンゴと蜂蜜入りのカレーを考案。敬意を表して名前に州の名前をいれたとか。
これは以前新聞で読んだ話だが、スタンダードでバーモントと言えば、「ムーンライト・イン・バーモント」ですよね。ナット・キング・コールで有名らしいが、僕が思い出す演奏はジェリー・マリガン。ジョニー・ハートマンも歌っていて、映画「マディソン群の橋」に使われていましたね。
今回のラングレンはマシュマロ前作とは趣を変え、渋いスタンダードを並べています。その中に、「ムーンライト・イン・バーモント」有り。荒涼とした土地に流れる澄んだ小川のせせらぎを感じさせる、地味ながらも良い演奏。全体として、落ち着いた演奏が多くマシュマロ前作での躍動感はないが、それはそれで良い演奏ですよ。
話しそれますが、僕が5月に帰国した折に、買ったばかりのデジカメを抱えて横浜赤レンガ倉庫に行ったのですが、ラングレンはその翌日にそこでライブを行ったとか。知ってればね。
またまた話しそれて告白になりますが、ハウス・アーモンド・カレーだと長年信じていたマハールです。