2002年4月13日掲載
Jeff Hamilton       Live!
MONS原盤              1996年5月録音

 帰国の度にCDをまとめ買いしてくるのですが、昨年7月の帰国時はその枚数が80枚超で、重たいカバンに辟易しました。しかし、アタリ盤が多かった。今だに愛聴盤席に置いてある盤も多数ありまして、今日取上げるドラマーのジェフ・ハミルトンさんの盤も、その1枚です。

 切れ味の良いハミルトンのドラムを中心に展開されたLAにあるジャズ・クラブでの演奏は、スリリングなものでしたね。また、今年のスピーカーとアンプの入れ替えに際しては、オーディオ店での試聴盤としても大活躍した1枚でした。

 2月の帰国時に新宿ユニオンに向かった僕が、ハミルトンさんのコーナーにいち早く手を伸ばしたのは当然のこと。あったのは、今日取上げるこの盤1枚です。

 前回取上げた演奏よりも3年前に、ドイツのスタジオに客を入れて録音したとのことなので、恐らくはラジオの収録だったのではと想像します。メンバーも同様のこの盤、聴く前から愛聴盤席入り確実と睨んでおります。

20020413

 スピード感に酔う1枚。ベースのアルコとハミルトンのブラシが光る「apple honey」が、秀逸。1999年の作品に比べたら、少しストレート過ぎるのが、難点といえば難点かな。ピアノをもう少し個性的な人に替えて、是非もう1作と願ってます。