貫禄のホーキンス、プレスティッジの作品では以前「soul」を取上げましたが、その翌年の吹き込み作品です、これは。ペットとギター入りのシックステットでして、ピアノは「soul」と同様にレイ・ブライアントとです。
この時点でホーキンス御大は、57歳。しかし、絶好調の音色。脂ぎっている50歳台だったんだろうな、夜も凄かったのだろうなと、ソウルフルなタイトル曲を聴きながら思った。
このタイトル曲では、47歳のタイニー・グライムスのギターも御大に負けずに大爆発。このリフのカッコ良さは、その後のブリティッシュ・ロックの流れに繋がったのではと思った次第。
そして、グッドマンやトミー・ドーシーの楽団で鍛えられたペットのチャーリー・シェイバースの高音爆発もお見事。テナー,ギター,ペットの音色に惚れたタイトル曲以外でお勧めは、御大ワン・ホーンでかましてくれたバラッド「la rosita」。御大の表現力はさすがですね。
こういう作品、たまに聴くと最高ですな。