私が接してきたエリントン楽団は、マレイを聴いて興味を持った「At Newport 1956」と、ジャズを聴くからにはこれは買っておこうとの思いからの「The Popular Ellington」(2018/2/3)の2枚だけでした。そこでもう少し聴いてみようと、紙ペラジャケCD5枚入箱を購入しました。
さて本作品についての情報は、ネットからなかなか入手できませんでした。他の有名ビッグバンドの有名曲を、エリントン楽団が取り上げた作品です。
スウィングでビッグバンドとなれば、大恐慌から立ち直り禁酒法も終わった1930年代後半からのアメリカを舞台にした映画を思い浮かべます。まさにアメリカの良き時代だったのでしょう。そしてこの時代はエリントンとエリントン楽団が絶頂だった時期です。そしてその周りには多くのライバル、刺激を受け合う仲間がいたのです。
そんなライバルであり仲間の12曲を、ムードたっぷりに楽しめる作品です。また、Erskine Hawkins, Paul Whiteman, Fred Waring と言う方々の曲を聴けたのも、私にとっては本作品の楽しいところでした。