人気と名声を得ていたモダン・ジャズ・カルテットが、当時の西独のシュトゥットガルトで、オーケストラ(管弦楽団)と演奏した作品です。Wikipediaによればその共演オーケストラについて、「Unnamed orchestra conducted by Werner Heider and Gunther Schuller」と書かれています。
収録されている曲は、指揮を務めたギュンター・シュラーとヴェルナー・ハイダー作のものが主となっています。
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聴く前には「ジャズの側からもクラシックの側からも中途半端な内容」などと感じるのかと思いましたが、なかなかの聴きごたえある作品でした。
コニー・ケイのブラシと管弦が静けさの中で合わさり、パーシー・ヒースのベースが柱となり、そこにヴァイヴとピアノが程よく演奏を繰り広げていく内容です。音楽的にも、オーディオ的にも、楽しめた42分でした。