サード・ワールド・ラヴの三作目です。Avishai Cohen(tp, flugelhorn), Yonatan Avishai(p), Omer Avital(b), そしてDaniel Freedman(d) が、このバンドのメンバーです。
この録音時期には、オマー・アヴィタルはジャズ界のトップ・ベーシスト、そしてアヴィシャイ・コーエンは大注目のトランペット奏者と、みられていたようです。
古びた一室のジャケット、何故だか薄緑と燻んだ茶色が印象に残ります。
繰り返し押し寄せる波のように、素敵な演奏が11曲続く作品です。その波は二色の色が交互に重なってくるようです。何度も繰り返して聴きましたが、聴くたびに感動が大きくなっていきました。
もちろんバンド自体の存在なのですが、特にアヴィシャイ・コーエンのトランペットに心を持っていかれました。
まるで連歌のように続いていく11曲、感動したと素直に言える作品でした。