ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、200円で購入した作品です。
タイトルの意味は、「後ろに曲げる行為」「口の上側に対して舌の先端を折り返すことによってなされる発言のジェスチャー」との意味とネット辞書にありますが、使用頻度は少ない英単語です。
本作は昨年取り上げた作品の続編であり、ジョン・ヒックス(p),セシル・マクビー(b),そしてボビー・バトル(d)とのヴィレッジ・ヴァンガードでのライブです。
私からすればアーサー・ブライスは1970年台から1980年台にかけてのお方なのですが、この1990年台もNYの一流ジャズ・クラブで呼ばれるだけあって人気があったのでしょう。そこに集まる観客は、1970年台には一歩先を見ている雰囲気の文化に酔っていたけど、今では現実の世界で手堅く生きている方々なのでしょう。
このライブの雰囲気を楽しむのはそんな方々であろうと思ったのですが、その中でひたすら悲しく流れる「Light Blue」に、胸が締め付けられる気持ちになりました。