2019年8月2日掲載
Coltrane / Jasper / Sulieman / Young
Interplay For 2 Trumpets And 2 Tenors
Prestige原盤          1957年3月録音

 なんやかんや言ってもジャズファンは、プレスティッジの寄せ集めセッション、少しよく言えばオールスターズ・セッションが好きなのです。これはどこにもいる単なるジャズ好きの私が偉そうに言うことではありませんが、でもみんなプレスティッジの寄せ集めセッションが好きだと断言します。

 ジャズ・ディスコグラフィーのバオブルであるイエプセンのディスコグラフィーに、「Prestige All Stras」という項目があり、そこには「Two Trumpets」から始まり、「All Night Long」などを含めて「Just Wailin'」まで16枚の作品が掲載されています。その作品には経済的には恵まれていなかった多くの若きジャズマンが参加し、1956年から1958年というハードバップ全盛期の勢いをぶち込んだ演奏を繰り広げました。そんな作品群には、本盤に参加している丸は11作品に、テイラーは10作品、バレルは9作品、そしてシュリーマンとコルトレーンは5作品に参加しています。

 1957年3月22日の彼らの意気込みを、今日は楽しんでみます。

20190802

 アルバム単位で聴いてみますと、トランペット2本の軽快さが本セッションに良い味付けをしているなと感じました。

 躍動感ある曲が続き、作品として楽しめるものですが、最後の長尺演奏のスロー曲「Soul Eyes」がこのアルバムには相応しくないかのと感じて、聴き終えました。