ロイヤル・フェスティバル・ホールはロンドンを代表する音楽ホールであり、ウィキペディアによればロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とフィルハーモニア管弦楽団のロンドン公演の大半は、ここで行われているとのことであります。1951年に出来たこのホールでは、ジャズの演奏も行われており、本作品もここでの演奏であります。
ドン・レンデルのセクステット、ケン・モウルのセプテット、そしてトニー・クロンビーのオーケストラの演奏が収められております。ケン・モウルというピアニストとそこのメンバーについては知らない方なのですが、レンデルトとクロンビー、そしてそこで演奏しているロニー・ロスやディジー・リースなどその後に名を知られるようになる方々であります。
「アメリカではやっているジャズとはこんなものですよ、紳士・淑女の皆さま」というような演奏に受け取りました。クロンビーのオーケストラの後半の演奏には輝くものがあり、この作品ではそこが聴き所なのでしょう。