2018年5月6日掲載
Bud Powell             Inner Fires
Musician原盤          1953年4月録音

 このパウエルの作品は、1982年に世に出てものです。ベースがミンガス、ドラムがヘインズであります。この三人にパーカーとガレスピーが加わってトロントで名盤「マッセイ・ホール」が、本作品が録音された翌月に演奏されています。

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 アドリブ本能趣くままに突き進むパウエルのピアノは、スリル感あるものです。それと三位一体となるミンガスとヘインズも流石の演奏であり、このベースとドラムの録音レベルの低さは残念と思いますが、これは私家録音の宿命と言えるのでしょう。

 この作品の最後に、この録音から10年後の1963年にパリで行われたインタビューが収録されています。国内盤CD封入解説にある、そのインタビューの訳を引用します。

Q好きなピアニストは?
Aアル・ヘイグ、他にビリー・カイルとハンク・ジョーンズ

Q.ピアノの師は?
A.アート・テイタム

Q.好きな作曲家は?
A.モンク

Q.好きな演奏家は?
A.ホーンはグリンフィンにマイルス、ベースはペティフォード。またローチとレイ・ブラウンと演奏する時は素晴らしい。

Q.今(1963年)お気に入りは?
A.秋吉敏子