1960年代後半のフレディ・ハバードについては、ジャズ・ファンの間であまり語られることがありません。アトランティックに所属に所属して数枚の作品を残しておりますが、今日取り上げる作品を含めて、時代のうねりの中で模索している演奏との印象です。ジェームス・スポールディング(as,fl)との、2管編成での録音です。
選曲にバラエティを持たしており、楽しみながら聴ける内容です。しかしプロデューサーはフリー風エレクトリック・ジャズとのテーマを与えたのか、フレディ自身が進んで演奏いているようには感じません。古いジャズと感じてしまい、やはりそれは演奏者の熱意の有無によるところなのでしょうかね。