レスターとマイヤーズの競演ユニットであるニューヨーク・オルガン・アンサンブルは、1991年1月に3日間のレコーディングをNYで行い、春に昨日取り上げた1枚目を発売し、その年の秋には2枚目となる本作を発売しました。レスター作の曲を中心に演奏されており、その中にはアルバム名を前半後半に分けた2曲があります。スタンダードは「What’s New」が演奏されています。
2曲目のスタンダード「What’s New」と3曲目のレスター作の「When The Spirit Returns」と続くスローな展開が、この作品の聴き所です。ジャズの歴史に根付きながらソロを展開していくレスターと、それに寄り添うかのような優しいオルガンを聴かせるマイヤーズの演奏が、楽しめた1枚でした。