今日はチャック・マンジョーネの作品を取り上げます。本作品が録音された時期は、お兄さんのギャップとバンドを組んでいたチャックですが、本作品にはお兄さんは参加しておりません。ジョー・ロマーノ(ts),ウィントン・ケリー(p),サム・ジョーンズ(b),そしてルイ・ヘイズ(d)との露kジョンです。因みにアルバムのタイトル名であるレクエルドは、世間一般ではオスバルド・プグリエーセ作曲のタンゴのことのようですが、本作品ではチェックのオリジナル曲であり、本作冒頭に収録されております。
ここでの「Recuerdo」がタンゴなのかは別にして、異国情緒あるスローな曲です。さて演奏全体ですが、主役のチャックが無難な演奏に終始しており、若さある演奏がありません。大御所を前にビビったのかと思う内容で、サム・ジョーンズのベースに感心して聴き終えました。