ライナー・ノートが手書きであり、また配置の悪さも加わり、読みにくくてたまらんです。ようやく録音日がわかり、メンバーも今やっと見つけました。Kenny Kirkland(p),Robert Hurst(b),Jeff"Tain"watts(d)との演奏。
ジャケを見る限り、悪ふざけの内容のように見えますが、どうでしょう。17年前に買って数回聴いた時の記憶など、とうに無くなってしまったのです。トリオでの作品が良かったので期待はしますが、この時期のブランフォードはスティングのバンドに加わったりしていた時期。忙しさの合間に適当に吹き込んだとの不安もあり、脂の乗っていた時期の充実した内容への期待もありです。
コルトレーンの影響が丸見えの演奏ではあるが、聴き応えはあります。発売当時は新譜として楽しめたけれど、発売から20年近く経ってみれば、この手の演奏をブランフォードには求める必要なしとのことなのでしょう。演奏のバランスなど考えずに、メンバーに吹っ切れた演奏を求め、全員が常にソロを取っているような演奏をしていたら、面白くなったかも。タイトル通りの演奏が欲しかった。