2008年1月10日掲載
Branford Marsalis    Trio Jeepy
Columbia原盤        1988年1月録音

 参加メンバーを確認しようクレジットを眺めましたが、なかなかその記載が見つからず。裏ジャケには、兄と父と3人で移っているいるが、流石にテナー,ペット,そしてピアノという超変則トリオはないであろう。仕方なくネットで調べたところ。ミルト・ヒントン(b)とジェフ・ワッツ(d)とのトリオ。ブランフォード・マルサリスの6枚目の作品になります。

20080110

 ロリンズの「アット・ヴァンガード」を、1980年代後半にあうように仕上げた内容です。ブランフォードの魅力は、このフォーマットで発揮されるのではと、感じました。その魅力とはベースとドラムが目立たず、しかし確実にリズムを刻む空間の中で、ブランフォードのテナーが時にはゆったりと、時には力強く泳いでいるもの。テナーのトリオ作品としては、良い出来の作品だと、初聴きから18年経過して感じました。