1990年代のタイムレスのCD化作品ですが、これはジャケ変更されてません。LPで購入した時の印象だと、アダムス-プーレンの黄金クァルテットが、ジョン・スコーフィールド(g)が参加したことによって、変な方を向いた演奏になったとのものでした。久し振りに聴く感想は、どんなものになるか楽しみです。
この時期のジョン・スコーフィールドは、マイルスのグループに参加していた最後の時期。そして脂が乗っていた時期。そんなジョン・スコーフィールドのギターが、この黄金クィンテットに刺激を与えております。その刺激は、このクィンテットのファンクの色合いを、より華やかにしております。LPで言うところのA面の2曲が、そんなジョン・スコーフィールドの参加が効果的な曲です。
LPで購入当時の僕は、あくまでアダムスとプーレンを聴きたかったのでしょう。そしてジョン・スコーフィールドの参加によるこのような刺激が、邪魔なものと感じたのでしょう。20年を経て、愛聴盤に変わっていきそうな作品です。