カークのデビュー作「Third Dimension」を紹介した際に触れた、アーゴに吹き込んだ2作目を紹介します。長らく、デビュー作と思われていた作品です。参加メンバーは、Ira Sullivan(tp,ts),Bill Burton(p,org),Donald Garrett(b),Sonny Brown(d)です。
さて僕が持っているCDは、1991年にCharly Record から発売されたもの。題名は「Soul Station」となっておりますが、参加メンバーと収録曲等から、「Introducing Roland Kirk」と同一であります。またこのCharly盤は、Made In The EECと記載されております。ちなみにCharlyでタイトルになっている「Soul Station」は、収録曲の一つ。モブレーのそれではなく、カーク作のものです。
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「Third Dimension」より、明らかにジャズの演奏。しかしカーク節は、この1年後まで待たなくてはなりません。しかし、その萌芽は微かに感じられます。ブルース感覚が感じられるジャズの楽しさがある作品です。