ジャズを聴き始めて、すぐに惚れたテナー・サックス奏者のジョージ・アダムス。ほぼ全ての作品をLPで買いました。そしてCD全盛時代を迎えて、どうしても彼の作品はCDでも欲しくなりました。タイムレスへの吹き込みは1990年頃からCD化されました。当然ながら購入しましたが、ジャケが変更された作品が多かったと記憶されています。
今日取上げる作品は、盟友ドン・ピューレン(p)とのデュオ作。これまでこの二人は何度となくレコーディングを重ねてきましたが、デュオでの吹き込みは初めてになります。
1曲目は、打撃系ピューレンの真骨頂。2曲目は、郷愁アダムスの世界。3曲目からが、二人での共同作業と言えますが、なかなか噛合わないというか、力み過ぎと言うか、そんな感じであります。ピューレン作の『kahji』が、郷愁アダムスをピューレンがしっかりと支えていて、お勧め曲と言えます。