1928年ペンシルバニア州に生まれたジョン・アードレイは、15歳から数年間セミプロとして、トランペット奏者の活動を始めました。その後ワシントンでバディ・リッチ楽団に加わったことから、本格的にプロ入り。1949年にはNYに進出し、ジーン・ウイリアムスのグループなどで演奏。その後1954年にLAでジェリー・マリガンのコンボに参加し、1957年まで活動しておりました。またこの間に、プレスティッジに3回のレコーディングを行っておりました。
そんな経歴のアードレイですが、今日取上げる作品は、プレスティッジへの3回のレコーディングの中の2回分が収録されているものです。1954年12月LAでの録音から4曲。Pete Jolly(p),Red Mitchell(b),Larry Bunker(d)との演奏です。そして1955年3月NYでの録音から4曲。Jack Montrose(ts),George Syran(p),Teddy Kotick(b),Nick Stabulas(d)との演奏です。
元気の良いビ・バップ奏者であることは分かりますが、ジョン・アードレイの演奏はそこ止まり。リーダー作で聴くには厳しい感じです。