クラウス・イグナチェックは、1954年生まれのドイツのピアニスト。教職と演奏活動を両立させていた方ですが、1984年に演奏活動に絞り、たちまち欧州の人気ピアニストになった方であります。現在でも大活躍されている方であり、数多くの吹込みがある方であります。その意味では彼の作品が入手可能状態であるのは頷けますが、このレーベルの作品となると話が別。このレーベルは人気レーベルなのですが、あっという間に廃盤になってしまうことで有名なレーベル。その意味では、「幻の 廃/レア盤」人気の威力によって、市場に再びでてきた作品と言えるのかも知れません。
Jean-Louis Rassinfosse(b),John Engels(d)との、トリオ作品であります。全10曲、クラウス作のものです。
昨日の1枚は、Klaus Ignatzek の The Klaus Ignatzek。サラッとした肌触りで、耳に残るメロディが披露されていきます。愁いを感じさせる『waltz new』が、心に残りました。しかしながら、個人的な好みからいえば、サイド・マンで魅力を発揮するピアニストと感じました。