2005年8月7日掲載
Sue Raney        Ridin’ High
Discovery原盤     1984年6月録音

 スー・レイニーと言えば、「お風呂のレイニー」で有名な方である。「雨のレイニー」も有名なところでしょう。1957年が初吹き込みという方だけに、今日取り上げる盤のジャケットは「貫禄のレイニー」と言ったとこでしょう。ボブ・フローレンス(key)のクァルテットをバックに吹き込んだ作品です。

20050807

 温かみのある声と豊かな表現力が魅力のレイニーさんは、1984年の時点でも健在であることを、しっかりと証明している1枚です。ハイ・テンポで飛ばし、パンチの効いた歌唱で魅せる出だしの2曲『how's that for openers』と『this happy madness』。その後、バラッドやコンテンポラリー・ポップスを続けながら、ハイ・テンポも交えて快調に進んで行きます。その後『tea for two』をしっとりと歌った後は、タイトル曲を軽快に決めています。そして『body and soul』で酔わせ、『no moreblues』で決めて、この好盤は終わりを迎えます。