2005年7月19日掲載
Jay D'Amico         envisage
Exposure原盤     1982年8月録音

 渋谷ジャロさんの中古コーナーを物色していた際に、ジャケットを見て何か閃くものを感じておりました。その瞬間にジャロ店主から「それは(LPで)発売された時に結構評判になった作品だよ」との声がかかりました。閃きとこの言葉で、迷いなく購入しました。

 2003年にCAPよりCD復刻化されたのですが、その際には評判にはならなかったと記憶しております。恐らくピアノ・トリオ愛好家は、LPで持っていたということでしょうかね。

 さてピアニストのジェイ・ダミコなのですが、ごく僅かな情報がネットから得られませんでした。腕利きのアレンジャーであること、この作品が初リーダー作であること、このレーベルから他の作品も復刻されていていること位であります。Milt Hinton(b),Bob Rosengarden(d)とのピアノ・トリオ作品です。

20050719

 少し暗めな感じで繊細なピアノかと思わせながらも、タッチの強さが光る内容。曲により幾つもの顔を見せる演奏ですが、切れ味の良さは全ての曲に共通で言えるもの。こじんまりした作品との印象もありますが、彼の他の作品も聴いてみたい気分です。