買ったことをすっかり忘れていた作品です。発売は1996年のことなので、丁度一度目の香港赴任から日本に戻り、新譜を買い漁っていた時の1枚でしょう。
スザンナ・マッコールさんのオフィシャル・ページで覗いたところ、2001年5月にお亡くなりになっておりました。1946年生まれですので、50歳台半ばのことでした。オフィシャル・ページには19枚の彼女の作品が掲載されており、1975年が最初の作品発表になっております。しかし主な作品は1990年代の発売のもので、40歳半ばから脚光を浴びた歌手と言えるでしょう。
僕が持っているこの作品は正にそんな時代の録音で、コンボをバックにしたコール・ポーターの作品集となっております。
少し鼻に掛かる明るい声で朗らかに歌うマッコールさん。僕の好みではないが、アメリカで受け入れられていたことは理解出来ます。ピアノを利かせたバックでしっとりと歌うタイトル曲、ギター1本で披露しているスロー・ナンバー「goodbye little dream, goodbye」、そしてコンボとの息がバッチリと合っている「you'd be so nice to come home to」と続く展開が良かったです。