2005年3月29日掲載
Don Randi        where do we go from here
Verve原盤       1962年1月録音

 持っていそうで持っていないミュージュシャンであった、ピアニストのドン・ランディ。今まで何度かこの作品はCD発売されたけれど、何故だか購入しませんでした。紙ジャケ発売で、購入いたしました。日本盤では『枯葉』と題されており、ランディの代表作となっています。スタンダードとオリジナルが収録されている、ピアノ・トリオ作品。リロイ・ヴィネガー(b)とメル・ルイス(d)が参加している作品です。

 今まで頭に思い描いていたランディのピアノとは、少し斜に構えた陰のあるものですが、果たして中身は。初聴きです。

20050329

 ジュニア・マンスにウィントン・ケリーの味わいを加え、さらに白くしたような演奏のランディさんです。軽いブルース・フィーリングが、気軽に繰り返し聴くのに耐えうる作品を作り上げています。『枯葉』での演奏では、ベースの熱演も楽しめる内容です。さて2曲目に『ワルツィング・マテルダ』という穏やかな曲を取り上げております。この曲はオーストラリアでは、第二の国歌とも言われている曲だとか。国歌を国民投票で選ぶ際に、最後まで『Advance Australia Fair』と争ったとのこと。良い曲をしることが出来た盤でもありました。