これはジャケ買いではなく、中古盤買いです。エヴィンソンの作品は、このコーナーで3枚取り上げてきました。彼女を聴き始め、そして気に入った時期に、このビートルズ集が新譜として発売されました。結局購入を敬遠していたのですが、理由はビートルズ集であるといったことだったのでしょう。実は、自分人身として購入を敬遠した理由がはっきり分からないのです。安易な企画ものと考えていたのかもしれません。
今購入して収録曲を眺めていると、ビートルズの超大ヒット曲は、『can't buy me love』と『from me to you』くらい。14曲中4曲がリボルバーからのものです。ビートルズのアルバムの中で、僕が最も好きなのはリボルバー。聴く前には、何か良い予感がします。
この選曲はヒット曲を少なくしたというより、ジャズ向きの曲を集めたということでしょう。さらに言えばエヴィンソン向きの曲を集めたということ。エヴィンソンの他の作品よりも凝ったアレンジが施されておりますが、何か気負いすぎの気がする。ビートルズ集だからとの思いが強すぎるのかな。その心意気はよしとして、もう少し肩の力を抜いていれば良かったと思います。