何でもこの作品の日本での輸入元から販売店に送られた新譜リストでの謳い文句は、「STUNTレーベルの中でも最高レベルの作品」とのことだとか。
ヤコブ・クリストファーセンに関しては、ネットからあまり情報を得られませんでした。見たところ、50歳代半ばと言う感じのピアニストです。今まではサイド参加ばかりで、何でもこの作品が初リーダー作品とのこと。Jesper Bodilden(b)とJanas Johansen(d)との、ピアノ・トリオ作品。全10曲8曲が、ヤコブさんのオリジナルです。
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欧州ピアノの流れの中で、耽美に突き進むパターンと、軽快に美しさを求めていくパターンがあると言ったら大袈裟かな。まぁ、それはさておき、このヤコブさんは後者。その良質な場面が表れれている作品です。その中にあって、ヤコブさんの優しさを感じられる4曲目の『remembering』、続く5曲目のメランコリックな『on the horizon』が、気に入った作品でした。