2005年12月26日掲載
Alex Sipiagin         Returning
Criss Cross原盤       2004年10月録音

 2005年秋のクリスクロスの新譜は、いつものように5枚あり、その中の3枚を購入しました。今日取上げる作品はその中の1枚なのですが、何故この盤を選んでしまったのでしょう。この時の発売で買わなかった作品は、Conrad Herwigと Grant Stewart のもの。

 選んだ時の心情は忘れてしまいましたが、兎に角アレックスさん。トランペット奏者です。この作品はクリスクロスへの5枚目の作品でありますが、僕はサイドを含めて初体験のお方。Seamus Blake (ts),Adam Rogers (g), Scott Colley (b), Antonio Sanchez (d)という参加メンバーにしても、興味をそそるものではなし。内容の良さを願うばかりです。

20051226

 1曲目にはアレックス作のタイトル曲なのですが、オルガンのような音あり。これはギターなのでしょう。ギターは曲ごとに音色を変えていますが、このギターの存在がこの作品へのアクセントになっております。

 さて主役のアレックスの音色は静かにしたフレディという趣きであり、もう少し刺激が欲しいのですが、これは聴く人の好みでしょう。新主流派からの影響を感じさせる作品でした。