兎に角、美人です。このジャケだけで購入する動機としては、充分なものでしょう。デニスさんにとっての初リーダー作になるらしい本作品は、スタンダードを中心に収録されております。またバック陣は、 Tom Garvin というピアノを中心にしたトリオが基本となり、曲によって様々なミュージュシャンが参加しております。
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重量感のある明るい声で、正面からスタンダードに取り組んでいるデニスさんであります。しかし、歌唱力はあるが、なかなか気持ちが伝わってこない。また色気がありそうで、色気が感じられない声。これがデビュー・アルバムのデニスさん。素質は充分だという感想です。
この美顔にもう少し色気が加わった時は、人生経験を重ねたということでしょう。そうなれば、素質が開花して素敵な作品が生まれているのではないかな。