ウッド・ベースの魅力を素直に録音した1作目は、良い作品でした。ベースの低音を誇張することなく素直に録音しており、かつベースとピアノがぶつかり合う良いピアノ・トリオ作品でした。
そして4年の時を経て、第2作目が吹き込まれました。ブライアン・ブロンバーグに相対するピアノは、1作目同様にランディ・ウォルドマン。そしてドラムは、ヴィニー・カリウタに替わってます。
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ベースの低音が、リズミカルに縦横無尽に動き回る爽快感を、存分に楽しむ1枚です。ピアノとドラムが、ベースと同様にリズミカルに、さらに軽快なメロディを添えて、華やかさを加えております。ピアノ・トリオの本流からは外れるかもしれないが、ピアノ・トリオの楽しさを示した作品と言えるでしょう。
この手の流れの作品が、ブロンバーグだけではなく、他のベーシストから生まれることを切に願っています。