1952年にケントン楽団に加入したジェリ・ウインターズは、1957年にベツレヘムに作品を残しました。その後に吹き込んだのが本作品であり、マンデル・ロウ(g)率いるオーケストラをバックにした作品です。
ベツレヘム作品と比べて、彼女の歌声が大きく違っており、ビックリ致しました。勿論、同じ人の歌声なわけですから、根本的に変わっているのではありません。色気が感じられる声に変わっていたのです。このビックリを除いて聴いてみると、オーケストラをバックに大味に歌っておりまして、心に残る作品とは言えない内容でありました。