ジェリ・ウィンターズは、クリスティの後にケントン楽団で活躍したボーカリストのようです。ジャケを見る限りでは、ドレミの歌が出てくるミュージカルのようですが、さて中身はどんなでしょうか。アル・ベレット(as)のセクステットが、バックを担当しています。
低音で太い歌声です。ケントン・ガー ルスの印象からはかけ離れたものですけど、これはこれで楽しめます。ゴスペルを歌わせたら似合う声でして、スローからアップ・テンポまでこなす能力には、感心しますね。数曲でコンボの男性4人がコーラスをつけているのですが、彼女を盛り上げる効果を発揮しています。来年の今ごろに国内発売されますが、ジャケから受ける印象と中身の違いに、驚きますよ。